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落下、交通事故など様々な原因によって、骨折、脱臼、靱帯断裂などが起こります。外傷で特に多いのは、細長い骨を持つトイ種の橈尺骨骨折(前肢の骨折)や膝の前十字靭帯断裂です。
また、遺伝性や先天性に骨や関節に異常が起こる場合もあります。特に整形外科疾患は痛みを伴うため、早急な治療が必要となります。
内科的治療には、消炎鎮痛剤、サプリメント、光線照射療法などがあります。外科的治療には、プレート、スクリュー、ピン、ワイヤーなどを使用し整復をします。
交通事故で脛骨開放骨折。創外固定で整復。
手術前
手術後
膝蓋骨脱臼グレード4 後肢の内旋が重度だったため、大腿骨の矯正骨切りや、脛骨粗面の転移等を行いアライメントを整えた。
手術前
手術後
落下にて橈尺骨骨折。プレート、ピンにて整復した。
手術前
手術後
トグルピン法で整復した。
手術前
手術後
交通事故にて骨折。スクリューとピンにて整復。
手術後
前十字靭帯が断裂すると、足に体重が加わるたびに脛骨の前への引き出しが生じて、痛みと半月板損傷を引き起こします。
通常、犬の脛骨高平部の角度は約25°前後ですが、この角度を約5°に矯正すると先述した前方への引き出しが抑えられ、膝が安定します。角度矯正は特別に加工された曲状ブレードを使用して脛骨の一部を骨切りして回転させます。この手術法がTPLOです。
TPLOは他の手術と比較して部分断裂や慢性経過をとる変形性関節症に適応でき、骨関節炎の進行が低く、術後早期回復が望めます。
一般的にTPLOは体重の重い大型犬の手術として認識されていますが、前十字靱帯断裂症は小型犬でも多く認められ、小型犬の前十字靱帯断裂症で一般的に行われている関節外制動術に比較し、良好な改善を認めています。
※1 画像参照:http://www.tierklinik-norderstedt.deより
TPLOイラスト※1
動物たちは、様々な原因により痛みに遭遇します。中でも普段の生活の中で活発に動き回ることによる四肢関節の痛みなどの整形外科疾患、腰を痛めてしまう神経疾患は比較的よく見られます。最近では、老齢犬や老齢猫の慢性的な痛みが増えてきています。
当院では赤外線による光線照射療法を取り入れており、痛み止めなどの注射や内服薬と併用あるいは単独で使用しています。光線温熱療法は、心地よい温熱感があり、動物の炎症部位に赤外線を当てることにより、炎症細胞や神経系に作用し、炎症や痛みを抑えたり回復を早めることにより、様々な疾患に対し高い治療効果を発揮します。
光線照射療法などを併用することで、特に椎間板ヘルニアなどの神経疾患からくる痛み、骨や関節の痛みの緩和やリハビリとして非常に効果的です。
・神経疾患:椎間板ヘルニア、線維軟骨塞栓症、脊髄炎など
・整形外科疾患:関節炎、頸部痛、腰部痛、リウマチ、屈腱炎、顎関節症など
・皮膚疾患:外耳炎、膿皮症、慢性皮膚炎、皮膚潰瘍、外傷など
・口腔疾患:歯周病、歯周炎、歯肉炎、口内炎
若齢の子みられるてんかん様発作、老齢の動物で起こる脳腫瘍などの脳疾患、また腰の長いM.ダックスなどに多い椎間板ヘルニアなどの脊髄疾患など様々な病気があります。
椎間板ヘルニアは、激しい運動や肥満などによって背骨の間にある椎間板への負担が大きくなったときに、脊髄神経が損傷して起こる病気です。重症になると神経麻痺が起こり、歩けなくなることもあります。
症状が軽いうちは内服、安静による内科治療を行います。治療の反応が悪い場合や症状が重度の場合、外科的治療になります。
椎間板ヘルニア 手術中
椎間板ヘルニア MRI写真
※MRI撮影は他院で実施
痙攣が起こる病気で、症候性と特発性に分類されます。
症候性てんかんは、脳腫瘍、脳炎、肝臓、腎臓などが原因で生じるので、原因を内科的もしくは外科的に治療します。
特発性てんかんは、大脳の神経細胞の異常が問題で生じるもので、内科的にコントロールします。脳神経疾患の多くはMRI検査を行うことにより、より正確な診断が可能です。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00-12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
16:00-18:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
診療科目:内科・外科、入院、各種予防・ワクチン
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(午前9:00〜午後18:30 不定休)