6月に入り30℃近い日もちらほらと出てくるようになりました
日本の夏は湿度が高めと言われている高温多湿です
この気候は犬のアトピー性皮膚炎という病気を悪化させると言われています
アトピー性皮膚炎?とはなんぞやという感じですが、簡単にいうと「その子の体質で皮膚が痒くなりやすい病気」です
このアトピー性皮膚炎は完治させることは非常に難しいです(今の獣医療では無理だと思います)
完治が目的ではなく、痒みが強くならないように抑える治療というのが主流になってきます
痒みを抑えるためには、薬を用いたり、シャンプーを用いたり、サプリメントを用いたり、療法食を食べたりと様々方法があります
たかが痒いだけと思われる方もいると思います
私達ヒトは痒ければその部分を掻いて、痒みを抑えます。痒みが強い場合でもある程度掻いたら、皮膚が荒れてくるので掻くのを止めます
しかし、動物はそうはいかないのです。痒い=徹底的に掻き壊す(舐め壊す)ということが起きてきます
なので、昨日の夜は少し舐めてる程度だったのが、朝起きたら毛が剥げて赤くなってることもあります
そしてその痒みが強くなりやすい時期がこれからの時期なので、注意が必要なのです
少し舐めてる、痒そうにしてるなどの症状があれば、一度病院で診察を受けてみてもいいかもしれないです
もちろんこれからの時期はノミなどによる痒みもあるので、他の原因の痒みにも注意が必要です
獣医師の木村でした