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狂犬病について┃治療法は存在しないため予防が重要

春はワクチン接種の季節としてよく知られていますが、狂犬病について皆さんご存じでしょうか?現在、日本は狂犬病の発生はありませんが、狂犬病は、主に感染した動物に咬まれることで、唾液中のウイルスが体内に入ることで感染します。また、感染した動物に咬まれることで人にも伝播する、人獣共通感染症です。ひとたび発症すると、有効な治療法はなく、ほぼ確実に死に至ります。ご家庭の犬だけでなく、周囲の動物や人間の健康を守るためにも、毎年1回のワクチン接種を忘れずに行うことが重要です。

この記事では、犬の狂犬病について、その原因や症状、治療方法、ワクチン接種について詳しく解説します。

■目次
1.狂犬病とは何か?
2.狂犬病に感染すると
3.狂犬病ワクチンとその副作用について
4.注意点
5.まとめ

狂犬病とは何か?


狂犬病は、主に哺乳類を対象とした感染症であり、狂犬病ウイルスによって引き起こされます。この病気は中枢神経系に影響を及ぼし、狂犬病を発症した場合、有効な治療法はなく、致死率はほぼ100%に達します

狂犬病ウイルスは、感染した動物の唾液に含まれており、感染した動物に咬まれたり、なめられたりすることで、他の動物や人間に感染します。特に、野生のキツネやコウモリ、たぬきなどが感染源となることが多く見られます。

狂犬病は世界中で発生しており、日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界に分布します。また、世界保健機関(WHO)によると、年間約55,000人が狂犬病で亡くなっており、このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています

狂犬病に感染すると


狂犬病ウイルスに感染した場合の臨床経過は、大きく3つの段階に分けられます。
感染した動物や人間はウイルスの潜伏期間を経て、症状が現れ始めますが、この潜伏期間は感染部位の位置やウイルス量によって異なり、数週間から数ヶ月、稀には1年以上かかることもあります。

1.前駆段階
感染後の初期段階では、遠吠えや徘徊、嘔吐、食欲不振、性格の変化などがみられます。この段階は通常2〜10日間続き、感染部位にはかゆみやピリピリとした痛みが生じることもあります。

2.興奮段階
前駆段階の後、興奮段階に移行します。この期間には、異常な興奮状態や攻撃性の増加、水恐怖症(水を飲むことを恐れる)、音や光に対する過敏な反応などが見られます。特に水恐怖症はこの病気の特徴的な症状で、水分摂取が極めて困難になります。この段階は数日から1週間程度続きます。

3.麻痺段階
最終的には麻痺段階へと進行し、特に嚥下筋の麻痺が進むと唾液が溜まり、いわゆる「狂犬病の泡」が現れます。この段階では呼吸困難や全身の麻痺が進行し、最終的には呼吸停止により死亡します。

狂犬病には現在、確立された治療法はありません。症状が現れた後の治療は支持療法(深い鎮静や不快感の除去)のみとなり、致死率はほぼ100%です。このため、狂犬病の予防が最も重要になります。

狂犬病ワクチンとその副作用について


狂犬病ワクチンは、ウイルスに対する強力な免疫を構築し、感染を防ぐための最も効果的な方法です。全ての犬に対して、生後数ヶ月以内に最初のワクチン接種を行い、その後は狂犬病予防法により、「年に1回のワクチン接種」が義務付けられています。
なお、ワクチン接種を怠ると、法律によって罰金が科される可能性がありますので、接種スケジュールをしっかりと管理しましょう。

ワクチンの副作用は一般的に少なく、もし発生しても、接種部位の腫れや発熱など軽度のもので、数日以内に自然に解消されます。
しかし、副作用が心配な場合や、愛犬が過去にワクチン接種で副作用を経験したことがある場合は、接種前に獣医師に相談しましょう。

注意点


狂犬病の予防にあたっては、ワクチン接種だけでなく、飼い主様による日常的な注意も重要です。
特に外にいる際は、愛犬を野生動物との接触から遠ざけ、散歩時にはリードをしっかりと使用することが重要です。

また、万が一他の動物に噛まれたり、野生動物との接触が疑われる場合には、速やかに獣医師の診察を受けましょう。

まとめ


狂犬病は一度症状が現れると、治療は非常に困難であり、ほとんどの場合死に至ります。そのため、予防が非常に重要とされています。愛犬を守るためにも、年に1回の接種スケジュールをしっかりと管理しましょう。

当院の診療案内の詳細はこちら

栃木県佐野市にある犬、猫専門動物病院
させ犬猫の病院

〈参考文献〉
WHO Expert Committee on Rabies. 1992. Eighth report,. WHO.

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