こんにちわ。獣医師の木村です
当院では今、春の健康診断を実施しているのはご存知でしょうか?(春は終わってますが)
フィラリア検査と血液検査がセットになっているお得なコースです
今日はその血液検査で見つかってくる病気の1つを紹介します(主にワンちゃんの話です)
「胆嚢」という
肝臓に囲まれた袋についてお話します
胆嚢は肝臓で作られる胆汁という液体を溜める袋で、
脂肪の消化吸収を手伝ってくれています。
この胆汁の流れが悪くなると血液検査にも出てくることがあります。
ですが、ワンちゃんは元気なことが多く、見た目からこの胆嚢の状態を見抜くのは非常に難しいです
そのため血液検査で異常があった時はエコーなどの追加検査を行って胆嚢の状態を確認していきます
経過観察で大丈夫な子もいますが、胆嚢の状態があまりよくないときは食事を変えるなどの対処が必要になってくる子もいます
胆嚢がパンパンに膨れて、お腹の中で破裂してしまった場合、
腹膜炎といった危険な状態になってしまいます。
胆嚢が膨れてしまい危険な状態な時は手術で胆嚢を取ることもあります
パンパンになる前の胆嚢を早期発見できることが
非常に大事であることはお分かりいただけると思います
胆嚢以外にも色々な病気が早期に見つかる可能性があるので、
まだフィラリア検査を今年されていない方は、
春の健康診断を受けてみることをおススメします
また、フィラリアの検査がお済の方でも
血液の健康診断のみのコースもご用意してますので
お気軽にスタッフまでお問い合わせください