今回は子猫を拾ったときにどうすればいいのか、体温・ごはん・トイレについて書いていきます
体温
生後4~6週齢を過ぎてくるまでは、自分で体温をうまく調節できません
段ボールを寝床にしてあげると、管理が楽になります。
寝床を適温にするためにタオルで包んだ湯たんぽを用意したりします
生まれたばかりの猫を拾った場合は30℃くらい、少し成長してきている子猫を拾った場合は25℃くらいを目安に寝床を作ってあげるといいと思います
ごはん
一番は母猫の母乳です。母乳は消化に優れ、発育に必要な栄養素がすべて含まれています。また免疫成分が豊富に含まれていて、これは人工乳では代替できません。
冷蔵庫にある牛乳はタンパク質や脂肪が母猫のミルクよりも少なく、タウリンという栄養が足りてません。なので、子猫用の人工ミルクをあげてください。与えるときの温度は35~38℃くらいが適温とされています
離乳は5週齢過ぎたころから開始し、ドライフードを少量ずつ混ぜていきます。6~9週齢で離乳が完了します。乳歯が生えてくるのが4週齢くらいなので、それが目安になると思います。
トイレ
子猫は、3週齢までは自力で排泄ができません。なので濡れたガーゼなどで肛門と性器周辺を刺激してあげます
3週齢以降であれば自力で排泄が可能なので、トイレを用意してあげましょう。トイレは常に清潔にして、ご飯からは距離を置いてあげましょう
もちろん衰弱してるようであれば病院に連れてきたほうがいいです。。。
まとめ
元気そうな場合は口の中を見てみて、歯が生えてるか生えてないかを確認しましょう。
まだ歯が生えていないくらい小さい子猫だった場合は、以下のことをしてあげましょう
- 30℃くらいの寝床
- 猫用のミルク
- 排泄の手伝い
獣医師の木村でした